自宅への訪問は気をつけて!おつきあいの自己管理を始めましょう

少し親しくなってくるとお互いの自宅へ行き来するようになることは、ご近所ではそう珍しいことではありません。同じ年頃のお子さんがいる同士なら尚更ですよね。特にそれが小さな赤ちゃんであれば、その遊び場はどうしても自宅中心になりますから、家に招かれたり招いたりすることはより自然なことでしょう。でもこれが案外トラブルの発端になったりもします。自宅の私生活に関することを他所で言いふらされたり、生活レベルが自分より上だと分かれば、やっかみやねたみの原因にもなりかねません。

家が近くて同じくらいの子どもがいることが分かると、初対面でもすぐに家に遊びに来たがるお母さんもいますが、あまりに遠慮のない人は警戒した方が無難ですよ。お互いの私生活を知ることのリスクを了解している人であれば、その私生活の場である自宅へ招いたり招かれたりというまでになるには、ある程度の時間をかけるのが普通だからです。

このような遠慮のないタイプの人には、他人の私生活に必要以上に興味のある人や、噂話の好きな人が多いのが特徴です。またそうでなくても他所の家に上がり込むのが大好きな人で、食事時になってもなかなか帰ってくれなくて困るという相談もよく耳にします。でも近くに友達がいなくて寂しい思いをしているときには、こんなずうずうしさであってもある種の魅力に見える場合もあるので要注意ですよ。

いずれにしても、小さなお子さんを中心に生活リズムを保つのに必死の若いお母さんにとっては、このような来客は実に困りものですよね。しかし子どもが遊びたがってるからと、そんな自分の気持ちを抑え込んでしまうのは危険です。お母さんが何となく嫌だなと感じたら、子どもだっていいはずがありません。ここは正直になるのが正解ですよ。来訪が迷惑だなと思ったら、今日は予定があるからと言ってはっきりと断りましょう。

人によって態度を変えるのも難しいですから、自分のおつきあいルールを決めてしまうのもひとつの方法ですよ。例えば知り合ってから一定の期間内には家に呼ばない・行かないようにするなど、簡単に守れる自分ルールを作ってはいかがでしょうか。そのためには手帳に誰と遊んだか、どこで遊んだかなどを簡単に記録しておくことも大切になります。このような記録は、後で見ても意外と役立つこともあってお勧めですよ。慣れて来たら気になったことも書き加えていきましょう。

ご近所づきあいは何となく流れに任せている方が殆どですが、実は自己管理が可能な分野です。自分で管理することでトラブルの芽にも早い段階で気づくことができ、それを事前に防ぐことができるんですよ。特に気の合う仲の良い友達のことは別として、それ以外のご近所づきあいは無難にバランスよくこなすことが大切です。接近しすぎていれば距離をあけるなど、その都度自分で調整をする習慣を身につけましょう。お子さんとの大切な時間を無駄にされないためにも、このおつきあいの自己管理をぜひ試してみてください。