私って一国一城の主なの?女性の特性を知っておこう

女性同士は絶対に友達にはなれないなんていうことを言う人がいます。現実に信頼できる同性の友達を持つ女性にとっては、このような説には納得がいかない方もいるかもしれません。しかし一般の女性同士のつきあいを見ていると、なんとなく頷ける面もあるというのは正直なところではないでしょうか。ご近所やママ同士のつきあいでは女性だけのメンバーになることが殆どですので、女性の性質についてもよく知っておくことが大切ですね。

ただし女性だからといって、誰もがこうだと決めつけてしまうのは早計でしょう。性別に関わらず人それぞれですから、個性はあって当然です。周囲を見回してみてもわかるように、1人の人間の中には女性らしさと男性らしさが混ざっているような所があります。ある人は女性らしさが目立ち、ある人は男性らしさの方が際立っているでしょう。ここでは「女性らしさ」の性質を考えていますので、女性は全員そうだと言っている訳ではありません。全ての人は、男性と女性の性質が微妙なグラデーションになっているはずです。

そのような前提で、まず男性の一般的な性質を考えてみましょう。男性の場合複数いれば、それぞれが役割分担し、自然とひとつのチームとして朗らかにまとまっていけることが多いようです。確かに嫉妬や足の引っ張り合いは常にあるでしょうし、それは女性同士の場合よりもむしろ過酷だとも言われていますが、そこには能力や才能の差など、必ずはっきりとした理由があります。一方で女性の場合はそれより以前に、相手の存在そのものが目障りだと言うしかないような、非常に根深い衝動があるように感じることがあります。

女性というのは、言って見れば一人一人が完璧な一国一城の主のようなものかもしれません。2人いれば2つの国があることになりますから、もしもひとつの場所に2人の女性がいれば、戦争にならざるを得ないでしょう。嫁姑が上手くいかないのは自然の流れです。女同士が表面上は仲がよさそうでも、水面下では火花を散らしている様子を揶揄されることがありますが、それもこの女性特有の性質に因るものなのかもしれませんね。

恐ろしいのは、女性自身がこのようなことに全く無頓着な場合もあるということです。自分の中にそのような性質が潜んでいることに自覚があれば、普段から気をつけることもできます。しかし全くそれに気づかないでいると、自分の中の不快感は全て相手に原因があると思い込んでしまうのです。「あの人が悪いんだから批判されて当然だ」という理屈が一旦出来上がってしまうと、これでもういじめの図式が完成してしまいます。

こういう人は見るからに怖い人かというとそうではなく、やはり見た目にも女性らしい雰囲気の方にそのような人が多いようです。近所の知人の中にそのような感じの女性がいたら、念の為に少し距離を置いておく方がいいかもしれません。そのような人は、グループを作って気に入らない人を排除するような動きをする場合もあるからです。

自分が排除されるのも嫌ですが、自分にそのつもりがなくても、いつの間にか排除する方に関わってしまうのも実に後味の悪いものです。自分自身の中にもそのような可能性があることを自覚して、同性に対して排他的にならないよう心がけておくことも大切ですね。