ある日突然自分が加害者に!?これだけは気をつけたい3つのこと

近所迷惑というと、自分が被害者になることを先ず思い浮かべてしまいがちですが、実は自分が加害者側になってしまうことだってあります。自分は普段から気をつけているから大丈夫と思っていても、迷惑は相手のあるものですから、自分の基準だけで判断する訳にはいきません。自分ではこの程度ならば問題がないと思っていても、相手にとっては我慢ならない迷惑かもしれないのです。

そこである日突然近所の人がやってきて、迷惑を訴えられるかもしれません。また集合住宅などでは、直接ではなく管理人や管理組合を通じてお知らせがあったりします。しかし全く身に覚えがないとショックを受ける方もいるでしょう。迷惑というのは主観的なものですから、同じことでも人によっては全く感じ方が違うのです。

小さいお子さんのいるご家庭では、普段から家の中がバタバタとしているのが日常ですから、近所で多少の物音があっても全く気にならないのが普通でしょう。しかしご近所には様々な環境の方が住んでいます。老夫婦で静かに暮らしている方や、夜勤で昼間寝ている方もいますから、ちょっとした物音に過敏に反応されてしまうことだってあるんです。十分気を使っているのに注意されてしまったと項垂れているお母さんの話を聞いたことがありますが、これも相手の感じ方次第なんですね。

このように物音ひとつとっても、自分の家基準ではなく、それ以外の人の環境を考える習慣をつけることは、ご近所づきあいにはとても大切です。自分では不快ではないから相手も不快ではないと思い込んでいると、いざ苦情が来た時にすぐ受け止めることができず、その場で取り乱したり怒ったりして話がこじれるきっかけになったりもします。逆にそういう可能性もあるだろうと思っていれば、落ち着いてすぐに謝ることができますから、その時点で万事解決するかもしれませんよ。この差はとても大きいと言えるでしょう。

それと同時に、やはり小さな子どもさんがいる限りは、ある程度は自主的に騒音対策を講じておくことも大切です。階下への子どもの足音は、クッションフロアやマットを敷くだけでも随分違います。また昼間の声はいいにしても、夜間遅くまで子どもが騒いでるというのは問題ですよ。最近は宵っ張りのお子さんも増えていますが、例えお休みの日であっても真夜中近くに小さな子どもの声がしたりすると、心配も含めて非常に気になるものです。このように同じ物音であっても、時間帯によっては苦情の対象になるので気をつけてください。

ところで同じことでも気分がいい時と悪い時では、また感じ方が変わってくるから不思議ですよね。同じ騒音についても、楽しい気分の時にはそれに気づくことすらありませんが、落ち込んでいる時には同じ物音に妙に気が立ったりするものです。

他人のその日の気分まで左右することはできないにしても、日頃近所で顔を合わせた時に愛想良く挨拶したり、うるさくないかと気遣ったりすることで、相手の気分は随分と和むものではないでしょうか。今日明日でも文句を言いに行こうと思っていたことが、これでナシになる可能性だってあるかもしれません。近所迷惑の対策には、日頃のコミュニケーションがとても大切だということも覚えておいてくださいね。