これで安心!困ったママさんとの付き合い方

ご近所では子どもの遊び相手は貴重な存在ですから、そのお母さんまで選り好みしている余裕はありません。でも中には困ったお母さんもいるようです。ただし多少のことはお互い大目に見ることが大切ですよ。学生時代や勤務先の友人とは違って、お母さん同士の知り合いは、出身地も異なれば生活環境も全く違う人が殆どです。中には今までつきあったことのないようなタイプの人もいるかもしれません。

しかしこれらの人に全て敷居を高くガードしてしまうと、子供の遊び友達を作ることも難しくなってしまいます。ご近所の年齢の近い子供は、やはり遊び友達としても貴重な存在ですし、お母さん同士のおしゃべりの発散相手としても、このようなご近所さんは有難いです。多少の性格の偏りがあっても、おつきあいを続けることはできるでしょう。しかしどうしても困るという性質の方も存在します。

でもおつきあいも難しいような人って、一体どのような人なのでしょうか。具体的には私生活に遠慮なく介入してくる人、また電話やメールの密度の高い人です。これらは単独の場合もありますが、両方の性質を兼ね備えている人も少なくありませんから、受ける迷惑も半端ではありません。これからその性質と注意点ついて、順番に見ていきましょう。

まず私生活に遠慮なく介入してくる人。これはすぐに自宅へ上がり込むタイプの人です。そして私生活について話を聞きたがったり、私物を点検したりと情報収集に余念がありません。食事時になっても、ご主人が帰宅しても帰ろうとしないのが特徴です。でもつきあった当初は、好奇心が強いとか人なつこい人という程度にしか感じない場合もありますので要注意ですよ。

このようなタイプの人は、まず簡単に自宅へ上げないこと、誘われても相手の家へも行かないことが肝心です。もし上げてしまっても、何か変だと思ったら次回からははっきりと断ることが大切です。こういう人はこちらが迷惑していることには全く無頓着なので、上げてしまったら終わりです。またこのタイプの人は自分の私生活についてもよく話しますが、これは嘘や脚色も多いので信じ込まないようにしましょう。

次に電話やメールの密度の高い人です。回数だけでなく、一回の分量が多いこともポイントです。長電話、長文メールの人にも気をつけましょう。友達になった直後は情報のやり取りは楽しいものですが、小さい子供のいる人ならば、そうそう電話やメールにかかっていられないというのが普通です。つまりこの手の人は、常識から外れた生活をしているということも想像できますよね。ひょっとしたら家事や育児は放置しているような方かもしれません。

メールも来た回数だけ返信することはありません。ちょっと変だなと思ったら、早い時点で無視を決め込むことも大切です。このような人はあなた以外の人にも盛んに接触していて、相手にしてくれる人をいつも探しています。早い目に「私は相手にしませんよ」という意思表示をしておくことが重要だと言えます。

そしてそれ以前に、つきあいを特定の人だけに固定しないことも大切ですよ。このような問題のある人と親密になると、普通の友達が避けるようになってしまいます。そうするとますますこの人と親密にならざるを得なくなってきますし、また恐ろしいことに問題点も見えなくなってきます。お母さん同士のつきあいは、偏らずバランスよくすることを心がけていれば、自然とこのような問題のあるママさんとも距離がとれるようになるでしょう。

ネットの利用には気をつけて!実生活との賢い使い分け方

最近はスマートフォンの流通によっても、ネットの利用は一般的になりました。誰でも気軽にコミュニケーションのツールとしてネットを活用していますが、しばしば指摘されるように、この便利な道具には様々な危険性も潜んでいます。ほんの10年ちょっと前までは、インターネット回線に繋ぐだけでも恐る恐るといった感があったというのに、そんな話は既に遠い昔のことのようです。

今やオンラインとオフラインの区別すらつかないくらいにアクセスはスムーズですから、実生活とネットの区別がつかなくても当たり前なのかもしれません。今や誰もがメモ用紙でも扱うようにネットを利用するようになっています。メモ用紙ならば捨てれば無くなってしまいますが、ネットの場合は一旦アップロードしてしまうと、場合によっては未来永劫に消すことが出来ないというのが問題です。

例えばうっかりブログに何かをアップしてしまい、すぐに削除したとしましょう。もしもその間に誰かがそれをダウンロードしていたとしたら、ここから無限にコピーがとれてしまうことになります。ネットにアップすることは、何時でもこのような危険と隣り合わせなんですね。

友達しか見ないからと、ネット上で知人や近所の人の噂や悪口を書き込んでしまう方がいますが、もしもこれがバレてしまったら大変です。ネットはいつ誰がアクセスしても文句が言えませんし、その場合にはしっかり証拠も押えられてしまいます。メモ用紙をコッソリ捨てるような訳にはいきませんから、最悪訴えられるようなこともあり得ますよ。

ネットを気軽な情報発信の手段として使う方は多いのですが、自分が情報発信する場合には、人への批判や中傷は厳禁です。直接言えなくてもネットではつい書き込んでしまいがちですが、これが危ないんですよね。また匿名で利用していても、状況から特定されてしまうこともあります。もしも書くとしても、部分的に事実を伏せたり、所々フィクションを入れるといった工夫は必ず必要になりますよ。

このように上手に誤魔化すことができるのであれば、ご近所などのトラブルや不満についても、ネットでストレス発散したり相談に乗ってもらうこともできます。似たようなことで悩んでいる方は多いですので、コメントで同意してくれる人や同情してくれるがいれば、それだけでも現実でのイライラが解消してスッキリするでしょう。そうすれば実生活では余裕を持って対応することができるかもしれません。このような使い分けをするには、ネットの特質をよく理解しておくことが大切なのです。

また悪口や中傷とは無縁でも、トラブルが生じる可能性があります。子育ての記録にブログなどを使っている方がいますが、実名を使わなくても写真など多用していれば、個人が特定できる場合もあります。友達同士で読む分には構わないのですが、部分的にではありますが私生活を不特定多数に公開していることになりますので、知らない人に興味を持たれるといったこともあり得ます。

コメントやメールでもしつこいと気になりますが、リアルの近所の人につきまとわれたりしたら大変です。若いお母さんだけに、特別な興味から閲覧されている可能性があります。楽しい子育て生活をのびのびと公開したくなるのはよくわかるのですが、室内の画像や私生活部分の情報は、みだりに流さない方が賢明でしょう。

トラブルの元!?お互いの私生活には立ち入らないこと

仲良くなると必ず家族など私生活のことに話が及ぶものですが、調子に乗って喋り過ぎて、後で後悔することになるのは避けたいものです。私生活の話題は、自分のことだけでなく家族や身内全体にも及ぶものですから、ご近所では控えるのが無難です。

主婦同士で私生活についておしゃべりをすると、不思議なことに身内のことはけなしたり愚痴ったりするのが一般的です。正直に身内のいいことを言えば自慢していると受け取られてしまうことも多いのですが、これは実はそのような話に嫉妬する人が多いせいなのかもしれません。

ここで気になってくるのが「格差」のことです。家庭の主婦同士って、ご主人や実家のステイタス、子供の能力や自分自身の容姿など、比べたくなることは山ほどありますよね。こういうことを全く気にしない人はいいのですが、殆どの人は表には出さなくても内心しっかりとお互いの格差をチェックしていたりします。(ここが女性のコワいところですよね!)

全てにおいて優秀な人なぞそこいらにはいませんから、お互いに内心では「私の方が上よ!」と思っていればそれでうまくいきます。そして大抵はそのようになっているはずです。ところが中には、1人で妬みの感情をこじらせてしまう人達もいるのです。

「キー!悔しい」なんて思われてしまうと、その結果嫌がらせを受けるなんてこともあるかもしれません。また比較しているうちに自分がみじめになり、精神的に不安定になったり一時的に鬱症状が出てしまう人もいるようです。これではご近所づきあいどころの騒ぎではなくなってしまいますよね。

そのような精神的な負担になる可能性のある分野については、お互いそれとなく話題を避けるのが賢いつきあい方だと言えるでしょう。しかしそういう人に限って、自分が気にしている分野が殊に気になるらしく、よせばいいのに詳しく知りたがる傾向があります。そのための呼び水として、自分からプライバシーを打ち明けてくるということもありますよ。「なんで突然そんなこと聞くの?」と思ったら、嫉妬される可能性があるかもしれませんから用心しましょう。

考えてみれば嫉妬の対象は種々雑多で、ご主人や自分の学歴、収入、ローン残高、貯金、実家のステイタス、子供の発達や成績、習い事の種類、夫婦仲から性生活まで、触れない方が無難な話はたくさんありますよね。しかしこれ以外の話題だって豊富にあります。自分や家族の失敗談、テレビの話題、最近のニュース、芸能人のゴシップ、ペットの話など、無難な話題は探せばいくらでも考えつきますよね。相手や自分が傷つかない話題の選択も、ご近所づきあいには欠かせないエチケットだと言えるでしょう。

そしてもうひとつ大切なのが、自分自身の妬みの感情をよく知っておくことです。自分はどんな話題について過敏に反応してしまうのか、そしてそれはどうしてなのか、一度時間をかけてよく考えておきましょう。お金のことでグッとくる人は、お金に関わる劣等感が強いのかもしれません。これは決して楽しいと言える作業ではありませんが、その後の人間関係においてはこれが随分と有意義な経験となるはずですよ。

自分の妬みの感情に引きずられるままになっていると、言わないでいいことを言ってしまったり、やらない方がいいことをやってしまったりと、不本意な結果になってしまうことがよくあります。かといって嫉妬の感情を抑えることは逆効果で、かえって事態をこじらせてしまいます。必要なのは、その感情の存在を認めることと、それをよく調べることです。朗らかなお母さんであり続けるためにも、一度自分の嫉妬の正体を見据えてみませんか?

気になる友達選び!子育て期だからこそ大切にしたい信頼関係

悩みや苦労も多い子育て期にこそ、信頼できる友達は必要ですよね。子供同士もそうですが、お母さん同士の友達だって貴重です。しかし昨今は少子化で子供の数が減っていますから、たまたま近所に同じような遊び友達を見つけるのはそう簡単ではありませんよね。子供の友達としては適当でも、お母さん同士としては今ひとつなんてこともあるでしょう。それでもこのような友達はやはり貴重なものです。

しかしそこで信頼関係をつくるとなると、やはりそう簡単なことではありません。子供が小さい頃は近所の公園などで遊び友達のお母さん同士として仲良くなったとしても、それ以上の関係にはならないのが普通です。家に呼べばもっとつきあいを深めることもできますが、今ひとつ好きになれない相手を自宅に呼ぶのは気が引けますよね。

そんなときには、子育てのサークルを通じて知り合いを増やすのもいい方法です。このようなサークルは月齢や年齢が加入条件になりますから、子供の遊び友達として自然とお母さん同士も仲良くなることができます。また双子や障害のあるお子さんなど、同じ境遇の人が集まる子育てサークルもあります。ここでは共感できる話題も多く、仲のいい友達だけでなく耳寄りな情報も得ることができるでしょう。

ただこのようなサークルは、仲良くなることや情報交換が主な目的ではあるのですが、やはりそこだけのつきあいに終ってしまうことも少なくありません。信頼できる関係になるには、やはりそれ以上の何かが必要になります。そのために特に仲良くなった人同士では、サークル開催時以外にも一緒にお出かけしたり、お互いの自宅を行き来するといったこともあるでしょう。

しかし信頼関係を築くのは、実はそれだけでも十分ではありません。楽しいというだけでは、なかなか信頼関係というところまでは行かないようです。一番手っ取り早いのは、一緒に何かをやり遂げることでしょう。保育園やサークルでも、バザー開催などのために役員を募ることがあります。このようなチャンスに進んで役員になるというのもいい方法ですよ。

保育園やサークルに未加入の人も、お住まいの地域に自治会や管理組合があるでしょう。もしも当番が回って来たら、役員選抜の時期には子育て中で忙しいからといって敬遠することはありません。ちょっとしたことでも一緒に仕事をこなせば、ただ喋っているだけとはまた違う絆が生まれます。

特に自治会などでは年配の方も多く、若い人は重宝されます。若いからと用事を押し付けられることも無い訳ではありませんが、労ってもらったり大事にしてもらうといった役得を味わうこともできますよ。子育ての時期には、子供をお互い預けたりすることも多々ありますが、信頼関係なしにこういうことは出来るものではありません。一緒に役をこなすことで、このような信頼関係を比較的短時間で築くことができるでしょう。

ただし役員さえ引き受ければ、自然に信頼できる友達ができるという訳ではありません。気の張らない友達関係が作れそうな人をまず見つけて、時間をかけて信頼関係を築いていくことが大切です。一緒に役員がやりたいからと、無理に引きずり込んだりはしないようにしてくださいね。信頼関係を築くには、相手の意思を尊重することが何より大切だということを忘れないようにしましょう。

私って一国一城の主なの?女性の特性を知っておこう

女性同士は絶対に友達にはなれないなんていうことを言う人がいます。現実に信頼できる同性の友達を持つ女性にとっては、このような説には納得がいかない方もいるかもしれません。しかし一般の女性同士のつきあいを見ていると、なんとなく頷ける面もあるというのは正直なところではないでしょうか。ご近所やママ同士のつきあいでは女性だけのメンバーになることが殆どですので、女性の性質についてもよく知っておくことが大切ですね。

ただし女性だからといって、誰もがこうだと決めつけてしまうのは早計でしょう。性別に関わらず人それぞれですから、個性はあって当然です。周囲を見回してみてもわかるように、1人の人間の中には女性らしさと男性らしさが混ざっているような所があります。ある人は女性らしさが目立ち、ある人は男性らしさの方が際立っているでしょう。ここでは「女性らしさ」の性質を考えていますので、女性は全員そうだと言っている訳ではありません。全ての人は、男性と女性の性質が微妙なグラデーションになっているはずです。

そのような前提で、まず男性の一般的な性質を考えてみましょう。男性の場合複数いれば、それぞれが役割分担し、自然とひとつのチームとして朗らかにまとまっていけることが多いようです。確かに嫉妬や足の引っ張り合いは常にあるでしょうし、それは女性同士の場合よりもむしろ過酷だとも言われていますが、そこには能力や才能の差など、必ずはっきりとした理由があります。一方で女性の場合はそれより以前に、相手の存在そのものが目障りだと言うしかないような、非常に根深い衝動があるように感じることがあります。

女性というのは、言って見れば一人一人が完璧な一国一城の主のようなものかもしれません。2人いれば2つの国があることになりますから、もしもひとつの場所に2人の女性がいれば、戦争にならざるを得ないでしょう。嫁姑が上手くいかないのは自然の流れです。女同士が表面上は仲がよさそうでも、水面下では火花を散らしている様子を揶揄されることがありますが、それもこの女性特有の性質に因るものなのかもしれませんね。

恐ろしいのは、女性自身がこのようなことに全く無頓着な場合もあるということです。自分の中にそのような性質が潜んでいることに自覚があれば、普段から気をつけることもできます。しかし全くそれに気づかないでいると、自分の中の不快感は全て相手に原因があると思い込んでしまうのです。「あの人が悪いんだから批判されて当然だ」という理屈が一旦出来上がってしまうと、これでもういじめの図式が完成してしまいます。

こういう人は見るからに怖い人かというとそうではなく、やはり見た目にも女性らしい雰囲気の方にそのような人が多いようです。近所の知人の中にそのような感じの女性がいたら、念の為に少し距離を置いておく方がいいかもしれません。そのような人は、グループを作って気に入らない人を排除するような動きをする場合もあるからです。

自分が排除されるのも嫌ですが、自分にそのつもりがなくても、いつの間にか排除する方に関わってしまうのも実に後味の悪いものです。自分自身の中にもそのような可能性があることを自覚して、同性に対して排他的にならないよう心がけておくことも大切ですね。

悪口は愉しい?ここだけの話は相手を選んで!

これまでに一度も悪口を言ったことのない人はどのくらい居るのでしょうか?ほとんど皆無に近いのではないかと考えられるくらい、多少の悪口はどなたでも経験者ですよね。いつでも他人の悪口しか言わないような人もいますが、これではそのうち誰からも嫌われてしまうこと必須です。しかしそうかといって、全く悪口に乗ってこない人というのもつきあいにくいかもしれません。

特に普段からあの人は困った人だと感じているところへ、同じ考えの人がいればつい話が盛り上がってしまう・・・なんてことは時々ありますよね。そんな時には自分の感じ方を再確認できたようで、つい嬉しくなってしまうものです。あまり調子に乗ってしまうと後味が悪くなってしまいますから、ほどほどにしなくてはいけませんが。

また自分の身内のこと、例えばご主人やお姑さんなどの愚痴も、たまには友達に打ち明けたいものです。身内の愚痴は関係者には言いにくいですから、やはり赤の他人に聞いてもらうのが一番ですよね。悪口と愚痴の区別はつきにくいですが、いずれにしても両者は近い関係だと言えるでしょう。言うだけでスッキリ元気になれるのならばこれも悪いこととは言いきれません。この程度の発散であれば、誰にだって必要なことだと言えるでしょう。

特に若いお母さんで、このような不満が全くない方は皆無ではないでしょうか。慣れない家事や育児で苦労していても、周囲は批判的であることも多く、疲れ切ってしまう方も少なくないでしょう。もしも不満を心の中に留めておけるものならばそれもいいのですが、その結果身体や心のバランスを崩してしまっては意味がありません。主婦としてお母さんとしていつも朗らかでいられることは、10年後20年後の明るい家庭の為には是非とも必要なことなんですよ。

ただしこのような愚痴の発散は、くれぐれも相手と場所を選ばなくてはなりません。もしも不用意にこれをやってしまうと、人間関係のトラブルに巻き込まれてしまう危険性がありますよ。まず自分の言ったことが、回り回って本人の耳に届いてしまうことが最も心配なことでしょう。その際には実際の発言がより強調されていることも少なくありませんから、当人の怒りを買ってしまうことは必須です。その結果、家庭や身内のトラブルになってしまっては目もあてられませんよね。

また身内の愚痴を言いふらされてしまうと、登場人物である身内のことを含めてプライバシーを公開してしまうことになりますから、それによる実害もまた無視できません。噂が一人歩きして、無関係な人にまで自分の身内のことを知られてしまうというのは困りものです。特に生活の場がまだ狭いお子さんにまで影響が及んでは大変です。

このような話が外に出てしまう原因は、当の話相手からだけでなく、その近くでそれを耳にしていた人からも漏れることがあります。大勢での集まりなどでつい夢中になって喋っていると、意外な人に聞かれてしまうことがありますから気をつけましょう。よく「ここだけの話だけど」といった前置きをする人がいますが、これを言った方がむしろ話の伝播のスピードは早いという調査結果もありますよ。くれぐれも話相手はよく選びましょう。

気の合う友達が欲しい!そんな時はどこへ行けばいいの?

ご近所という限定された場所の中で、気を許せるような知り合いや友達を見つけようと思うとやはり無理があります。でも子どもさんが小さい間はどうしても行動範囲は限られますから、近くに心置きなく話せるような友達がいないがために、毎日ストレスが発散できずイライラと過ごしている方も少なくありません。外出がままならない子育ての時期こそ、近場で遠慮なく愚痴をこぼせる相手は必要ですよね。その場合、子育てサークルに入ってみるという方法があります。

このような子育てサークルには有料のものから無料のものまで、その内容も様々です。近くの公民館などで開催しているサークルならば、費用もおやつ代程度で気軽に利用できるものが殆どですよ。ただしその際に気をつけた方がいいのは、その子育てサークルの出所です。このようなサークル名は殆どがよくある一般的なものですし、内容についても特に際立って珍しいものはありません。しかし主催をしている団体名が、それとは別に小さく記載されていることがあります。これをよく確認しておきましょう。

この主催者名だけではよく分からない場合は、これをネットで検索した上で元の団体まで辿っておくことが重要です。何故これほど神経質になるかというと、政治色や宗教色の強い団体が子育てサークルを運営していることも決して珍しいことではないからです。好きでそこに入るのであれば一向に構わないのですが、自分が望まない団体に関わりたくないのであれば、事前によく下調べしておくことが大切ですよ。一度関わってしまうと断るのも厄介ですから、お試し期間だからといって簡単に利用してしまわないことが重要です。

これについては、個人のおつきあいであっても決して安心はできません。同様にその人が宗教団体のメンバーであったり、マルチの会員だったりということも考えられるからです。その結果強く勧誘されてうんざりしたなど、後味の悪い思いをしたという話もよく耳にします。子どもがいるとどうしてもおつきあいが先行してしまいがちなために、このように後から分かってビックリという結果にもなってしまうんですね。個人の場合は先に下調べする訳にはいきませんが、このような可能性もあることは、どこか頭の隅に置いておきたいものです。

ただしこのような特定の団体のメンバーであったとしても、その事実がその人の信頼度を傷つけるというものではありません。常識的な人であればあなたの意思を尊重してくれるはずですから、一度断ればそれ以上勧誘するといったこともなく、普通にお付き合いができるはずです。いずれの場合も、気がないのであればはっきりと断る方が誠実だと言えるでしょう。

相手を傷つけるのではないかと心配して、ついズルズルと誘いに乗って相手をその気にさせてしまうのは考えものです。その結果やっぱり断ることになるのならば、最初の段階ではっきりしておいた方がよかったということにもなりますよ。特にこのような団体に所属するメンバーの方は、1人を勧誘することに大きな意義を感じておられることが多々あります。その気持ちを不必要にいじらないことが、結果的にはその人に対する親切に繋がるでしょう。

家庭と外には一線を!家族を巻き込まないご近所づきあい

時々雑誌などを見ると「家族ぐるみのおつきあい」なんていう言葉が目につくことがあります。気の合った人同士が家族ぐるみで食事をしたり旅行へ行ったり、とても楽しそうで充実した生活が目に浮かびますよね。実際にそのようなことを実現している人も周囲にいると、羨ましいなと思う方もいるのではないでしょうか。

しかし奥さんがいくらそれを望んでも、ご主人の性格によってはそのようなことを嫌う方もいます。家族でワイワイやるのが好きな方ならばほっておいてもそうなるでしょうが、そうでない方に無理強いは禁物でしょう。

統計がある訳ではありませんから正確な事は分かりませんが、身内でなく友人やご近所で上手に家族ぐるみのつきあいができている人は、決して大多数ではないはずです。反対に家族ぐるみでつきあった結果、トラブルになったり負担になったりという話を耳にすることがあります。

例えば躾けの緩い子供の言動は、厳しい目の家庭から見れば不快なものですし、一緒に遊ばせるのに不安を感じることもあります。同じように叱れればいいのですが、それも出来なかったり、またそうした時に相手の親が気分を害したりといったこともあります。

躾のことだけでなく、子供のことは何かとトラブルの要因になりますよね。例えばよその子が自分の子を叩いたり怪我をさせたりした場合に、加害者側の親の態度がきっかけで親同士の確執に繋がるというのもよく聞く話です。子供のことになるとどの親でも頭に血が上りますから、よその子供のことについては何かと気を遣いますよね。

また金銭感覚にズレがあっても、一緒に遊んだり楽しんだりする際には何かと障害になるでしょう。お金がないのに相手に合わせて無理を続けていると、そのうち家計にも響いてきます。また気安さ故の心ない発言に傷つき、それが度重なってつきあいを止めることになったという話も聞きます。一対一の関係ならば自分のことだけで済みますが、家族ぐるみだと子供同士は仲が良かったりということもありますので、不快さをこらえてつきあいを続けている方もおられるようです。それも辛いものですよね。

このように、家族ぐるみのつきあいが理想的に続くことはむしろ稀で、なかなか難しいのだということがよく分かります。ママ同士が仲良くなっても、無理に家族ぐるみのつきあいをすることはありませんし、誘われてもさりげなく断る方が無難かもしれません。特にご近所で家族ぐるみでトラブルになった場合、当分は針のむしろになってしまいますよ。

子供同士が仲良くても、お母さん同士は挨拶程度のつきあいしかない場合もよくありますよね。子供が仲良くできても、お母さん同士が仲良くできるとは限りませんし、その必要もありません。家族ぐるみとなると、子供とその兄弟、お母さんとお父さんという複数の組み合わせになりますから、仲良くできるのは極めて稀な話だと思った方がいいでしょう。もしも今そのようなつきあいが出来ているのだとしたら、それはとてもラッキーなことだと言えます。

ご近所同士では、奥さん同士のつきあいを家族ぐるみに発展させることは避けた方が無難でしょう。もしもご主人がそういうことの好きなタイプの方ならば、主導権は完全にご主人に任せて裏方に徹するのが上手くいくコツですよ。

それはヤメて〜!育児センスの違いにどう対処するか?

ベテランママさんからの子育てアドバイスも迷惑ですが、子どもに勝手にお菓子などを食べさせてしまう人も困りものです。悪意はなく全くの親切心からだけに、断るのもひと苦労しますよね。食べる物にはそれぞれの家庭独特のこだわりや考え方がありますし、アレルギーなど健康に関わる問題もありますから、最近はよその家庭の子どもに不用意に食べ物を与えないことが一般的になっています。

しかし高齢の方などは、そのようなことに全く無頓着な方もおられます。アレルギーすら単なるワガママの一種のように誤解している方も少なくありませんから、理解してもらうのはひと苦労ですよね。しかし場合によっては命に関わることだってありますから、よく説明した上で理解してもらわなくてはなりません。

また宗教上の理由で特定のものが食べられない子どもたちもいるでしょう。例えばイスラム教の人は豚肉を食べませんが、お肉だけではなく豚に由来する製品、例えばゼラチンの入ったお菓子なども食べることができないのです。うっかり食べると天国へ行けなくなると信じているのですから、アレルギーのように直接身体に影響が出る訳ではないものの、当人にとっては命に関わる重大事です。これを理解してもらうのは、ひょっとしたらアレルギー以上に困難なことかもしれませんね。

そこまでの問題ではないにしても、添加物に無頓着な人や清潔の概念の異なる方は、ご近所に数多くいると思って間違いありません。これは体験談なのですが、子供を可愛がってくれる近所のお婆ちゃんが、汚い手でお菓子を口に入れてくれるのを見て「それはヤメて〜!」と叫びたくなったという話を聞いたことがあります。こういう時はどのように対処すればいいのでしょうか。やはり抗議するべきでしょうか?それとも黙って我慢しますか?

しかし家庭でいくら食べ物を厳選していても、一歩外に出ればそれを守り続けるのはかなり難しいものです。例えば外食すれば、その調理方法や素材の出所まで追求することはできません。今後大きくなって子供が勝手に買い食いするようになると、親が口出しするにも限界があります。食べるなというと余計に食べたがるという悪影響にもなりかねません。

しかしアレルギーや宗教上の理由で食べられないものは、ご近所の方にも説明して理解してもらうしかありません。これは先に述べた理由からも、命にかかわる重大事だからです。しかしそれ以外で防ぎようがないものについては、ある程度は目を瞑るということもご近所づきあいでは必要かもしれませんよ。

家庭ではお母さんが自分の基準で不潔や清潔、安全や危険を自由に峻別することができますが、外ではそういう訳にもいきません。ご主人は家庭では奥さんの基準に従っていますが、お姑さんの基準はまた違いますよね。ご主人の実家に行けば、ご主人やお子さん、自分自身もお姑さんの基準で我慢するしかないはずです。

このように自分の家族や自分自身ですら、思い通りの基準を押し通すことができるのはほんの一時期に過ぎません。自分だけが正しいと思い込みたい気持ちは、こういうところから少しずつほぐしていく方がいいでしょう。そうしておけばある程度の年齢になったとき、頭の堅いガチガチの女性にならずに済みますよ。

正直迷惑!?自称ベテランママの子育てアドバイスを防ぐには

若いお母さんに最も多いご近所さんについての愚痴は、ひょっとしたらベテランママさんによる上から目線の子育てアドバイスかもしれませんね。これはどなたにでも経験のあることでしょう。そして多分、その迷惑なアドバイスをしているご当人だって、きっと若い頃にそのような迷惑の経験があったに違いありません。

赤ちゃんを連れて外に出ようものなら、「寒いのにもっと着せないとかわいそう」「外に出して日光浴させないと」など年配の女性があれこれ教えてくれるのにうんざり・・・これは世間では実によく見られる光景です。中には普段から口うるさい自分のお姑さんの干渉で悩んでいる方もおられるでしょうから、外に出てまで他人からあれこれ言われてはたまったものではありませんよね。

ベテランママといっても、数十年以上前の子育てが今の時代に通用するはずもありません。ケータイもパソコンもない時代の話が、どれも的外れに聞こえてしまうのは仕方ありませんよね。日光浴も近年は紫外線の害の方が話題になってきて、母子手帳からもカットされるようになったそうです。時代が変われば子育て法も正反対の評価になり得るという1つの例だと言えるでしょう。

ところがこのような昔のお母さんの中には、自信満々で昔の育児方法を勧めてくるので返答に困ってしまいますよね。それだけでなく、昔は大変だった式の昔話や自身の育児の成功例など、自慢話ばかり一方的に聞かされる羽目になり、聞く方としては為になるどころかさっぱり面白くありません。

しかしこのようなアドバイスのシャワーは、若いお母さんにとって避けることのできないものだと言えるでしょう。昔子育てをしたことのある人ならば、若いお母さんには誰だって何か一言は言いたくなるものだからです。敢えてそれを言わない人は、若い人の気持ちも察して言いたくなる気持ちを抑えていると考えて間違いありません。これは賢い選択をしている女性だと言えるでしょう。

このような女性は今後のお手本として見習うことにして、問題は迷惑な育児アドバイスをしてくれる先輩方のことです。黙って聞いていればキリがありませんから、用事などを言訳に立ち去るのが一番いいでしょう。悔しくなって言い負かそうと頑張る方もいますが、敢えて同じ土俵に乗る必要はありません。

24時間フル稼働の若いお母さんにとって、そんな時間の余裕があるのなら昼寝にでも使う方がよっぽど有意義でしょう。悔しい悔しいとイライラするのも時間の無駄ですよ。だって未来のある分、若いお母さんの方が何もせずに勝っているんですから。

でもどうしても悔しいという方は、こちらから質問をして方向転換するという方法があります。誰にでも使える話題としてお薦めなのが故郷の話です。どちらのご出身ですか?から始まって、昔話しに誘導してみましょう。ある程度の年齢の方は、自分の生まれ育った土地の話がとても上手です。気候や風土、珍しい習慣や食べ物のことなど聞いていればとても興味深いですし、人間理解も深まりますよ。

それに自分の昔話をした人には、何故か不思議と以前よりも優しく接してくれるようにもなります。つまり迷惑な人だけでなく、意地悪な人にも有効だということになります。人間関係で困った時には是非一度お試しください。